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印象に残ったヒロイン 2015夏 [アニメ]

島村卯月(CV:大橋彩香)
(アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON)




元々、シンデレラプロジェクトのメンバーの中でも、デレマスに登場する娘たちの中でも特にお気に入りの娘だったのです。明るくて、素直で、いつも一生懸命で。そして、笑顔が本当にかわいくて。

渋谷凛をアイドルの道に引き込んだ、見る人を魅了する笑顔。オープニングのダンスで見せる、キラキラと輝くような笑顔。

そんな、笑顔がとても魅力的な彼女。しかし、ファーストシーズン、セカンドシーズンと彼女に注目して見ていましたが、序盤に「ニュージェネレーションズ」のメンバーとしてスポットがあたった以外は、それほど活躍する場面もなく。まあ、オープニングでメインをはっているキャラクターだし、おそらく彼女のアイドルとしての「資質」が問われる展開が終盤に来るのだろうな……と思っていたら、案の定。あの展開ですよ。


プロジェクトのメンバーが「冒険」に挑戦していく中、彼女一人が取り残されて。自分はどうすればいいのかわからず、抱えた不安は大きくなっていくばかり。あの素敵だった笑顔が、どんどん作り物のようになっていって……。彼女の最大の魅力であったはずの「笑顔」が、気持ちを隠す「仮面」のようなものになってしまった。

しかし、そんな状況でも、彼女は他人をうらやんだり、ねたんだりはしなかった。やさしい彼女らしい。一人で不安を抱え込んでしまったのはまずかったけれど。


第1話で凛と話した公園、そこで今度は凛に問われ、涙ながらに言った言葉……

「なんにもない 私にはなんにも」

震えるその声からは、彼女が抱え込んでいた不安、あせり、未来への恐怖が痛いほど伝わってきました。不安に震える心から絞り出されたその言葉は、僕の心に深く、深く突き刺さりました。「笑顔の仮面」が剥がれ落ち、その表情が崩れ、子供のように泣く彼女を見た瞬間、こちらも涙を流さずにはいられませんでした。


そして、第24話。

依然、未来への不安は消えない、自分だけの魅力なんてわからない。それでも、プロデューサーに問われ、前に進むことを決めた彼女。進んだ先にはみんながいる、ひとりじゃない。それもあったでしょうが、その先を見たくて、進むことを選んだ彼女の勇気に感動しました。

ステージで披露した「S(mile)ING!」
もう魔法は解けてしまった。お姫様のドレスも、ガラスの靴もない。でも、そんなものに頼らなくても、彼女が見せたパフォーマンスは素晴らしいものでした。彼女の気持ちをそのままのせたかのような歌も、キラキラと輝く「笑顔」も。

理屈なんてわかりません。でも、彼女が忘れていた、やっと思い出したキラキラと輝く笑顔に、また涙しました。





最終話、ステージで見せてくれた彼女の笑顔は、本来の魅力を取り戻していました。みんな良い笑顔をしていましたけれど、やはり彼女の笑顔は格別でした。



やや余談になりますが、「S(mile)ING!」の歌詞、印象的なのはやはり最後の『愛をこめて ずっと 歌うよ!』でしょうか。でも、個人的に好きなのは
昨日 凹んで寝込んだ 自分とゆびきりして

つらかった過去の自分とさよならするんじゃない。約束するんです。きっと『がんばります!』って。それがなんだか彼女らしく感じられて、とても好きです。



以上、夏クールからの印象的だったヒロインでした。

次点として、アルベド(オーバーロード)、フレミー(六花の勇者)、友利奈緒(シャーロット)、白神葉子(実は私は)、藍澤渚(実は私は)なども浮かびましたが、劇中のエピソードがちょっと弱かった。なにより、卯月のインパクトが強すぎて。なので、夏クールからは彼女一人を選びました。



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