SSブログ

印象に残ったアニメ 2014夏ノミネート [アニメ]

この夏で終了した作品より、(いい意味で)印象に残った作品です。



ハイキュー!!



視聴前は、ジャンプのスポーツマンガ?ふーん…という感じだったのですが、

とにかく試合の描写が熱い!

主人公「日向」は、背は高くはないけれど、類まれなるスピード、ジャンプ力の持ち主。主人公らしく、才能があります。

でも、バレーボールはチームスポーツ、彼の才能だけでは勝てない。相棒とも言える、セッターとしての天才的な才能を持つ「影山」がいて、初めて力を発揮できる。

さらに、個性的な先輩、チームメイトもいます。みんなをしっかりまとめるキャプテン、弱気なエース、影山と同じポジションの先輩…

彼らが一丸となって戦う姿を熱く、非常に熱く描かれていて、とにかく格好良い。

そして、彼らそれぞれにドラマがあります。それぞれがそれぞれの壁に阻まれ、それを自らの力で、仲間の助けでぶちぬいていく。

一応、日向が主人公ではあるのですが、それぞれのドラマも描かれるので、烏野高校男子バレーボール部全員が主人公のよう。チームスポーツらしさがあって、面白い。

また、高校スポーツのいろいろな側面も描いていました。勝つ喜び。負けたらそこまで、敗北の悔しさ。あくまで冷静な視点で描かれていて、それが逆に胸を熱くしました。

試合中の描写は、こったアングルも多用され、相手のコートに突き刺さるスパイク等は迫力満点でした。それ以外のプレイもていねいに描かれ、決して「超人」バレーになることなく、バレーボールの面白さをまじめに、真正面から描いていました。

絶妙なタイミングで挟まれる、コミカルなシーンも面白く、一服の清涼剤でした。

スポーツアニメとしての面白さもありましたが、感情面にガンガンと攻めてくる作品。特に、最後の青葉城西高校戦は素晴らしく、何度泣きそうになったことか。(結局、試合後の描写で泣いてしまいましたが。)

まだまだ強くなっていく彼らの、その後の戦いをぜひ観たいものです。



月刊少女野崎くん



こちらもほぼノーマークでした。なんか変わったタイトルだな?というぐらい。

始まってみれば、テンポ良くギャグが次々と繰り出されて、毎回大笑いしていました。

ネタ自体もいいのですが、テンポがとにかくいい。間のとり方とか、そういったところが非常に上手い。

そして、キャラクターが皆個性的。男子高校生でありながら少女漫画家の野崎くんを始め、一癖あるキャラクターばかり。イケメン、美人ぞろいなんですけど、どこか残念で、なにかずれている。そんなキャラクター達が面白おかしく動きまわるのですから、面白くないわけがない。

そんな感じで、脇役まで個性派揃いで、彼らの活躍(?)が描かれるのですが、基本は野崎くんとヒロイン・千代ちゃんのラブコメ。その点をおろそかにせず、物語の縦軸としてちゃんと展開させたのも良かったです。まあ、千代ちゃんは野崎くんに想いを寄せているのに、野崎くんは漫画への情熱のせいでまったく気づかず、そこからまた笑いが生まれたりするのですが。

でも、最終回はよかったですねえ。いつも通り笑わせつつ、千代ちゃんと野崎くん、二人の交流が描かれて…。まあ、道はまだまだ遠そうですがw



普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。



視聴前は、三澤紗千香さんが出るんだ? で、「ろこどる」って何? というぐらいの認識しかなく。しかし、結果的に今期の作品では一番ハマった作品となりました。原作コミックも買いましたし、BDも買いましたから。

なんといっても、作品全体に漂う「あたたかさ」が心地よい。

主人公・奈々子達がローカルアイドル、通称ろこどるとして奮闘する姿を描いています。

最初は当然ながらまったく知名度がありません。市民にもほとんど知られていない。最初のステージ(無料イベント)では段取りの悪さから、立ち去るお客さんも出る始末。そんな状態から、地道に活動を重ねていき、少しずつ知名度を上げていき、最終回では……

奮闘するといっても、そんなえげつない困難はありません。悪く言えばちょっとゆるい、でも、常識的な出来事。

でも、どんなことにも真剣に取り組む奈々子の姿に、応援したくなります。そして、かわいい。一生懸命頑張る姿も、想定外の事態にアワアワする姿もみんなかわいい。もちろん他の女の子もみーんなかわいい!

奈々子達を見守る、周りの大人達もいい。ダメなことはダメだと言うし、アドバイスもしてくれる。大人の立場からサポートしてくれ、いつもやさしく見守ってくれている。大人がちゃんと「大人していた」ので安心して観られました。

アイドルものとしてカテゴライズするとすれば、アイマスやラブライブのような派手な歌唱シーン等はあまり無く、比べてしまうと地味に感じてしまいます。(最終回はかなり頑張っていましたが。)でも、なんだかまったりできて、クスっと笑えて、感動できる。やさしい気持ちになれる、本当にあたたかい作品です。



今期はこの3本です。意識したわけではありませんが、どれも漫画原作ですね。

3本に共通しているのは、原作をうまく再構成し、アニメならではの良さを加え、昇華している点ではないかと思います。まあ、原作を読んでいるのはろこどるだけなので、僕の想像にすぎませんが…。

原作ありの作品で、もうちょっと何とかならなかったの?というものもありましたから、なかなか出来ないことだとは思います。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。