キミキス pure rouge [アニメ]
このブログは基本的に、僕が「これは良いな!」と思ったものに関して書くようにしています。例えばアニメなら、これは面白い!と感じ、さらにブログに書くまでテンションが上がった作品について、ここがよかった、ここが面白かったというように書いています。そうすることで、(どれぐらいいるかわかりませんが)読んでくれる方も楽しんで読んでくれるのではないかと思うからです。
基本的にそういう方針なのですが、今回はちょっと違います。人によっては不快に感じるかもしれません。
アニメ「キミキス pure rouge」を観ました。
その名の通り、ゲーム「キミキス」を原作とした作品です。
アマガミと同様に、キミキスも好きな僕ですが、この作品を観るのは今まで避けてきました。
なぜ避けてきたのかといえば…例えば、Twitterでその名を出せば、ほとんどネガティブな反応しか返ってきません。ある人は、あれはキミキスじゃないと言いました。ある人は、暇で暇でしょうがなければ観てみるといい、とまで言いました。とにかく評判が悪いのです。
そういうわけで、ずっと避けてきたのですが。しかし、キミキスの唯一の映像化作品、どれぐらいひどいのかという点にも興味をひかれ、観てしまいました。
とりあえず、良かったと感じた点をあげます。(いつものようにネタバレありです。)
主人公を二人にした
主人公1人に対して攻略対象のヒロイン6人(+2人)、これでは2クールの1本のストーリーを作るのはなかなか難しいと思います。なので、「相原光一(原作のデフォルト名)」を元にして、「真田光一」と「相原一輝」の2人の主人公を設定したのは、無理なくストーリを進めるうえで良かったと思います。あと、水澤摩央の恋愛相手としてオリジナルキャラ(甲斐栄二)を設定したのも。
ほとんどのキミキスファンは改悪点としてあげる部分のようですけど、僕は面白いと感じましたし、良かったのではないかと思います。
ただ、それよりは、ストーリーをオムニバス形式にするのがベターということを、アマガミSSが証明してしまいましたけれどね…。
細かな演出が良い
観てからちょっと時間がたってしまって記憶があやふやなので、具体的なシーンをあげられませんが、演出では光る部分があったと思います。おっ!と思わせられたことが何度かありました。
エンディングへの入り方も毎回良かったですね。肝心のエンディングの画が手抜きだったのが気になりましたが…。
楽曲が良い
オープニングテーマ、エンディングテーマが素晴らしかったですね。まあ、僕はmarbleファンなのでオープニング「青空loop」はもちろんなのですが、エンディング「願い星」「忘れないで」も良い曲でした。
劇中で使われたわけではありませんが、キャラクターソングもいいんですよね。このあたりはさすがランティス、と言うべきでしょうか。
以上。
以下は良くないと感じた点、ダメだと思った理由。
キャラクターに違和感
ストーリーがよくない
水澤摩央や咲野明日夏はああいうポジションに置かれたら、ああいう行動を取るかな?と思えなくはないんですけれど。しかし、二見瑛理子に終始違和感。いきなりキスするのは違うとか、そういうこと以前になんか違う。海外留学の話もどこに行ってしまったのか…。
一番ひどいのはやはり里仲なるみでしょうね。あれじゃあただの頭の悪い子です。なるみちゃんとなるみちゃんファンに同情。
そして、星乃結美。転校することを誰にも告げずに去っていこうとしていましたし、原作のナカヨシルートを見ても、ある程度の「強さ」を持った子なんでしょうけれど。それでも、光一に本当の気持を告げられ、以前から分かっていたよと、涙も見せずに自分から立ち去っていくなんて、なんか違う。光一との別れがつらくて泣いていた星乃さんはどこに。
そんな感じで、ストーリーもひどい。転校していく彼女をふっておいて、「僕が好きなのは摩央姉ちゃんだ!」て…。あまりにひどい。幼なじみ同士が、やっぱり好きなんだ!でくっついて、感動させたかったのかもしれませんが、無茶な話です。
一輝の方のストーリーは評価する方もいるようですが、正直あまり。あすかたんがかわいそうとか、それ以前に、なんだかすっきりしませんでした。
恥ずかしいの承知で言うと、キミキスは高校生のピュアな恋愛を描いた作品のはず。でも、そんなのほとんど見られない。まるで下手なトレンディドラマのように感じられました。
アニメオリジナルストーリーをやるな、原作に忠実に作れと言いたいのではありません。オリジナル要素の強かった、アマガミSS桜井梨穂子編やアマガミSS+は良かったと思いますし。もっとやりようがあったのではないかと思うのです。
一つのアニメ作品としてみれば、決してつまらなくはないと思います。実際、僕も最後までそれなりに楽しんで観ましたし。しかし、これは「キミキス」の「アニメ」のはずが、そうはなっていないのです。原作からちょいちょいと要素を持ってきて、出来たものは原作の世界観を思いっきりぶち壊している。原作ファンが怒り、無かったものとしたがるのも当然です。
はっきり言って、これをキミキスの派生作品として認めてはいけない、そう思うのです。
あるフォロワーさんが言いました。「キミキス pure rougeがキミキスというコンテンツにとどめを刺した」と。わかるような気がします。
基本的にそういう方針なのですが、今回はちょっと違います。人によっては不快に感じるかもしれません。
EMOTION the Best キミキス pure rouge DVD-BOX
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- メディア: DVD
アニメ「キミキス pure rouge」を観ました。
その名の通り、ゲーム「キミキス」を原作とした作品です。
アマガミと同様に、キミキスも好きな僕ですが、この作品を観るのは今まで避けてきました。
なぜ避けてきたのかといえば…例えば、Twitterでその名を出せば、ほとんどネガティブな反応しか返ってきません。ある人は、あれはキミキスじゃないと言いました。ある人は、暇で暇でしょうがなければ観てみるといい、とまで言いました。とにかく評判が悪いのです。
そういうわけで、ずっと避けてきたのですが。しかし、キミキスの唯一の映像化作品、どれぐらいひどいのかという点にも興味をひかれ、観てしまいました。
とりあえず、良かったと感じた点をあげます。(いつものようにネタバレありです。)
主人公を二人にした
主人公1人に対して攻略対象のヒロイン6人(+2人)、これでは2クールの1本のストーリーを作るのはなかなか難しいと思います。なので、「相原光一(原作のデフォルト名)」を元にして、「真田光一」と「相原一輝」の2人の主人公を設定したのは、無理なくストーリを進めるうえで良かったと思います。あと、水澤摩央の恋愛相手としてオリジナルキャラ(甲斐栄二)を設定したのも。
ほとんどのキミキスファンは改悪点としてあげる部分のようですけど、僕は面白いと感じましたし、良かったのではないかと思います。
ただ、それよりは、ストーリーをオムニバス形式にするのがベターということを、アマガミSSが証明してしまいましたけれどね…。
細かな演出が良い
観てからちょっと時間がたってしまって記憶があやふやなので、具体的なシーンをあげられませんが、演出では光る部分があったと思います。おっ!と思わせられたことが何度かありました。
エンディングへの入り方も毎回良かったですね。肝心のエンディングの画が手抜きだったのが気になりましたが…。
楽曲が良い
オープニングテーマ、エンディングテーマが素晴らしかったですね。まあ、僕はmarbleファンなのでオープニング「青空loop」はもちろんなのですが、エンディング「願い星」「忘れないで」も良い曲でした。
劇中で使われたわけではありませんが、キャラクターソングもいいんですよね。このあたりはさすがランティス、と言うべきでしょうか。
以上。
以下は良くないと感じた点、ダメだと思った理由。
キャラクターに違和感
ストーリーがよくない
水澤摩央や咲野明日夏はああいうポジションに置かれたら、ああいう行動を取るかな?と思えなくはないんですけれど。しかし、二見瑛理子に終始違和感。いきなりキスするのは違うとか、そういうこと以前になんか違う。海外留学の話もどこに行ってしまったのか…。
一番ひどいのはやはり里仲なるみでしょうね。あれじゃあただの頭の悪い子です。なるみちゃんとなるみちゃんファンに同情。
そして、星乃結美。転校することを誰にも告げずに去っていこうとしていましたし、原作のナカヨシルートを見ても、ある程度の「強さ」を持った子なんでしょうけれど。それでも、光一に本当の気持を告げられ、以前から分かっていたよと、涙も見せずに自分から立ち去っていくなんて、なんか違う。光一との別れがつらくて泣いていた星乃さんはどこに。
そんな感じで、ストーリーもひどい。転校していく彼女をふっておいて、「僕が好きなのは摩央姉ちゃんだ!」て…。あまりにひどい。幼なじみ同士が、やっぱり好きなんだ!でくっついて、感動させたかったのかもしれませんが、無茶な話です。
一輝の方のストーリーは評価する方もいるようですが、正直あまり。あすかたんがかわいそうとか、それ以前に、なんだかすっきりしませんでした。
恥ずかしいの承知で言うと、キミキスは高校生のピュアな恋愛を描いた作品のはず。でも、そんなのほとんど見られない。まるで下手なトレンディドラマのように感じられました。
アニメオリジナルストーリーをやるな、原作に忠実に作れと言いたいのではありません。オリジナル要素の強かった、アマガミSS桜井梨穂子編やアマガミSS+は良かったと思いますし。もっとやりようがあったのではないかと思うのです。
一つのアニメ作品としてみれば、決してつまらなくはないと思います。実際、僕も最後までそれなりに楽しんで観ましたし。しかし、これは「キミキス」の「アニメ」のはずが、そうはなっていないのです。原作からちょいちょいと要素を持ってきて、出来たものは原作の世界観を思いっきりぶち壊している。原作ファンが怒り、無かったものとしたがるのも当然です。
はっきり言って、これをキミキスの派生作品として認めてはいけない、そう思うのです。
あるフォロワーさんが言いました。「キミキス pure rougeがキミキスというコンテンツにとどめを刺した」と。わかるような気がします。
梨穂子編も原作設定を無視しまくり、梨穂子の性格まで変えられています。
あれをアマガミの派生作品として認めてはいけない、と思っています。
by ムジ (2014-09-12 06:41)